当院での除菌の方針
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@ 胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんでピロリ菌が陽性の患者さん
当院では胃潰瘍、十二指腸潰瘍のガイドラインに従いヘリコバクターの除菌をお勧めします。
理由
除菌の期間が短いこと(一週間)。大きな副作用がないこと
除菌ができた場合、胃潰瘍、十二指腸潰瘍がキチンと治っていれば(S2 stage)、除菌後の再発率は10%以下となるため、患者さんのその後の生活の質の改善が著しいこと。(除菌できない場合年間70%程度の潰瘍再発率と言われており、潰瘍のない人に除菌する場合の副作用を明らかに上回る。)
保険の適応があること。
(現在、ピロリ菌の検査、治療とも、保険の適応のある方は、胃カメラや胃透視で、潰瘍の存在が確認でき、ピロリ菌の存在が確認できた方のみです。)
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A 胃潰瘍、十二指腸潰瘍はないが、ピロリ菌が陽性の方
本来、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の存在がなければ、ピロリ菌の除菌療法や、ピロリ菌の存在を確認する検査ですら、保険の適応はありませんので、ここではドック(自費)でピロリ菌が陽性と診断を受けた場合を想定します。
当院では潰瘍がない場合の除菌は本人の自由であると考えます。すすめもしませんが、悪いとも思いません。
積極的にはすすめない理由
ピロリ菌は50代以上では約7-8割の方が感染しているにもかかわらず、日本人は世界一長寿であり、むしろ感染の少ない欧米諸国より長生きができていること。
潰瘍がなくても症状のある場合、ピロリ菌を除菌しても症状はとれないことが多いこと
ピロリ菌の除菌後に体重が著しく増加する人がいること、また胃酸の逆流症状で、むしろ、胃酸を押さえる薬が手放せなくなる人がいること。
潰瘍がない場合、保険の適応が無いため自費となること。
などがあげられます。
除菌してもよいと思う理由
ピロリ菌の感染は、間違いなく胃がんの進展に関与していること、すなわちピロリ菌を除菌すると胃がんにかかる確率は間違いなく低下すると考えられ、このことにより精神的な負担もかなり減少すること。胃のポリープは良性であればピロリ菌を除菌するだけで消えてしまう場合も少なくない。
B以前除菌をして失敗した方
抗生剤をかえた処方を考慮します。メトロニダゾールによる二次除菌が平成19年8月から保険の適応になりました。
他院で二次除菌まで失敗した方。 当院で自費にて、三次除菌にはレボフロキサシンを使用しています。レボフロキサシンによる除菌には約12000円、その後の除菌の判定には3000円程費用がかかります。
文責 加藤徹哉
関連ページ 胃カメラ、大腸内視鏡、ピロリ菌
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